樋口新葉「やったぁ」絶叫のち号泣 北京引き寄せる2位「大きな舞台で滑る機会があればいいな」

[ 2021年12月25日 22:25 ]

フィギュアスケート全日本選手権第3日 ( 2021年12月25日    さいたまスーパーアリーナ )

<全日本フィギュア第3日>女子フリー、演技を終え涙する樋口新葉(撮影・小海途 良幹)
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 女子フリーで樋口新葉(明大)は147・12点をマークし、合計221・78点で2位に入った。

 周囲には誰もいない。たった1人で闘う孤独なリンク。ソーシャルディタンスが十分に保たれていれば、こんな時くらいは歓喜のシャウトも許される。フリー「ライオンキング」を締めくくった樋口が「やったぁ!」と叫んだ。

 冒頭のトリプルアクセルは着氷が乱れたが、樋口は崩れない。ルッツ―トーループの連続3回転などを成功。足が震えるほど緊張していたが、「気持ちで乗り切った。落ち着いた演技で最後までいけた」。岡島コーチと抱き合うと涙があふれ、北京五輪を引き寄せるスコアを見ると号泣だ。

 17年全日本選手権は4位で平昌切符に届かず。今大会は高得点で2位に入り、初の五輪代表に前進した。発表は26日。「これから先、大きな舞台で滑る機会があればいいな。五輪に行けるかどうか決まっていないけど、持っているものを最大限に活かした試合にしたい」と意気込みを口にした。

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