小松原組、4連覇で北京へ望みつなぐ 美里「するべきことはやった」夏木マリも応援

[ 2021年12月25日 17:33 ]

フィギュアスケート全日本選手権第3日 ( 2021年12月25日    さいたまスーパーアリーナ )

<全日本フィギュア第3日>アイスダンス・フリー、優勝し涙する小松原美里、小松原尊組(撮影・小海途 良幹)
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 アイスダンスのフリーダンス(FD)で、小松原美里・小松原尊(倉敷FSC)組が110・01点をマークし、合計178・17点で4連覇を達成した。

 北京五輪の出場枠1を争う村本哉中・高橋大輔(関大KFSC)組にフリーの得点は及ばなかったが、リズムダンス(RD)のリードを生かした。

 夏木マリのナレーションが入った「SAYURI」を夫婦カップルは情感たっぷりに熱演。美里が「感謝の気持ちでいっぱい。NHK杯に比べると、点数にもしっかり出た。成長した部分を出せた」と言えば、尊は「チームココは乗り越える強さがある。いいクリスマスプレゼントになった」と振り返った。

 観客席には、この日の小松原組の衣装に合わせ、紫のジャケットを着た夏木の姿が。振り付けのアドバイスを送った歌舞伎役者・片岡孝太郎も、紫のネクタイを締めて演技を見つめた。美里によると、夏木は「良かったよ~」と興奮していたという。

 日本スケート連盟の選考基準の項目は4つあり、全日本前は村元・高橋組が2、小松原組が1項目と崖っぷちの状況。全日本最上位組の項目を満たし、2項目ずつ分け合う形になった。

 代表発表は26日。美里は「自分たちがするべきことは、スケーターとしてやった。あとは、決めてくださる方が決めてくださる。できれば、ホントは笑顔で聞きたいけど、どうかな」と話した。

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2021年12月25日のニュース