“ほほえみの貴公子”マッケンジー「目標は初代王者」ラグビー東京SGが入団会見

[ 2021年12月21日 18:07 ]

入団会見でチームマスコットのサンゴリアス君とツーショットに収まるダミアン・マッケンジー
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 ラグビーリーグワンの東京SGは21日、東京都調布市の味の素スタジアムでニュージーランド代表SO/FBダミアン・マッケンジー(26)の入団会見を開いた。キックルーティンの途中でニヤッと笑うことで有名な“ほほえみの貴公子”は、会見冒頭で「ワタシハ、マッケンジーデス」と日本語で自己紹介。続けて「新しいリーグでプレーできることを楽しみにしている。(日本の)速い展開のラグビーが自分に合うと確信している。目標は初代王者。達成したい」と意気込みを語った。

 マッケンジーのサイズは1メートル77、78キロと、ニュージーランド代表選手としてはバックスであることを割り引いても小柄。それでも通算40キャップを積み上げてこられたのは、強みのスピードやステップを生かしたランニングスキルを国際試合で発揮してきたからだ。「自分の体は大きくなく、いろんなチャレンジがある。中でも激しい接点、コンタクトは避けないといけない」と自覚する一方、「スピードやステップを使うことで、自分のラグビーを築けば活躍できる」と胸を張った。

 会見に同席した田中澄憲GMも「ラグビーは大型化しているが、ダミアンは決して大きくない。でも世界で活躍している。ラグビーをやっている少年少女が間近で見ることで、勇気を与えられる」と期待。さらに日本でも知名度が高い選手だけに、「日本のファンが見に来たいと思うことが大事」と昨季のボーデン・バレットに次ぐ世界的名手の集客効果に期待を寄せた。

 すでにチーム練習には合流しており、開幕初戦となる来年1月8日のBL東京戦(味スタ)での日本デビューが期待されるマッケンジー。日本では“ほほえみの貴公子”の愛称が定着していることを伝え聞くと「うれしい」と話しつつ、「ダミアンかDマックと呼んでもらいたい」とファンに呼びかけた。

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2021年12月21日のニュース