黄金世代の山田彩歩「68」首位発進 同郷で同世代小祝から刺激「頑張らないと」

[ 2021年12月10日 05:30 ]

JLPGA新人戦 加賀電子カップ ( 2021年12月9日    千葉県グレートアイランドC )

1番、ティーショットを放つ山田(撮影・沢田 明徳)
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 今年6月のプロテスト合格者22人によって2日間36ホールで争われる新人戦が開幕し、98年度生まれの黄金世代・山田彩歩(さほ、23=ACN)が4バーディー、ボギーなしの4アンダー、68で回り、佐久間朱莉(18=フリー)と首位に並んだ。桑木志帆(18=岡山御津CC)が3アンダー、69で1打差の3位につけた。

 風の中で68にまとめた山田は「ショットの調子が良くてバーディーチャンスがたくさんあった」と笑みを浮かべた。4番で残り170ヤードから4Uで10センチにつけると5番は2・5メートルを沈めて連続バーディー。7番と15番でもスコアを伸ばした。

 98年北海道生まれ。苫小牧市で開催された09年アクサ・レディースを会場で観戦し、優勝した上田桃子に憧れてプロを志した。
 同郷で同世代の小祝さくらとはジュニア時代のライバル同士。しかしプロテストは3度不合格。6月に4度目の挑戦で合格したが、ツアー6勝の盟友には水をあけられている。

 2日前、プロアマ大会で会った小祝から「今年最後の試合だから頑張ってね」と激励されて「さくらちゃんがいて刺激になっている。頑張らないとなという気持ちになった」。

 来季の出場権を懸けた予選会は1次で敗退し、22年は下部ツアーが主戦場となる。「最終予選会で上位に入った選手もたくさんいる。その中で上位に入れば自信になる。優勝目指して頑張りたい」と力を込めた。

 《首痛に負けず佐久間も首位》6月のプロテストでトップ合格を果たした佐久間が68で首位発進した。「首に違和感を持ちながらのゴルフだったけどパットが入った」。前日の朝に首痛を発症し、ハリ治療を受けた。スイングのテークバックで痛みが出る状態だったが、合計27パットとグリーン上でスコアを稼いだ。レジェンド尾崎将司の指導を受ける18歳は、最終日に向けて「伸ばし合いになると思うのでついていきたい」と意気込んだ。

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