レイダースがCBアーネットを解雇 昨年1巡目指名選手の解雇は2人目 どちらも不祥事が原因

[ 2021年11月9日 08:20 ]

不祥事で解雇されたレイダースのデーモン・アーネット(AP)
Photo By AP

 ネバダ州ラスベガスに本拠を置いているNFLレイダースは8日、昨年のドラフトで1巡目(全体19番目)に指名していたコーナーバック(CB)のデーモン・アーネット(25=オハイオ州立大出身)を解雇した。

 AP通信やスポーツ専門局のESPNなどが報じているもので、銃を振り回して殺害をほのめかす行為を収めた動画がSNSに投稿されたのがきっかけ。同選手は昨年に車の当て逃げ事故を引き起こしており、度重なった不祥事に対してレイダースのマイク・メイコックGMは「時間をかけてなんとか助けようとしてきたが事態は改善されなかった。我慢の限界。彼はNFLでやっていけると思うが、もはやそのチームはレイダースではない」として解雇に踏み切った。

 レイダースでは前週にアーネットと同じ昨年のドラフトで1巡目(全体12番目)に指名していたワイドレシーバー(WR)のヘンリー・リッグス3世(22)が酒気帯び運転によるスピード違反で車の衝突事故を起こし、追突した車に乗っていた23歳の女性が死亡。これを受けてチーム側は同選手を解雇していた。

 どちらも将来を期待されていたドラフト1巡目の同期生だが、わずか1週間で2人とも解雇。レイダースは開幕時にチームを率いていたジョン・グルーデン監督(58)が電子メールに差別的な言葉を使い続けていたとして10月11日に辞任に追い込まれており、今季は5勝3敗とここまで健闘を見せているものの、不祥事の絶えないシーズンとなっている。

 なお解雇されたアーネットは10月9日に故障者リスト入り。レイダースでは昨季から計13試合に出場していた。

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2021年11月9日のニュース