NBA王者が5年ぶりにホワイトハウスを訪問 アデトクンボがバイデン大統領の前でスピーチ

[ 2021年11月9日 10:05 ]

「第46代」にちなんでバックスの46番のユニフォームを贈られたバイデン大統領(AP)
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 昨季のNBAファイナルで50シーズンぶりに優勝したバックス(本拠はウィスコンシン州ミルウォーキー)が8日、ホワイトハウスを表敬訪問。ファイナルでMVPとなったヤニス・アデトクンボ(26)がジョー・バイデン大統領(78)の前でスピーチし、バックス側からは第46代大統領にちなんで「46番」のユニフォームが贈られた。

 NBA優勝チームがホワイトハウスを訪れるのは他のスポーツの優勝チーム同様に本来ならば毎年の恒例行事。しかしトランプ前大統領時代には同大統領の移民政策などに批判が強まっていたこともあって、2016年のキャバリアーズ以来、ワシントンDCには足を運んでいなかった。

 バックスは2020年8月、本拠地となっているミルウォーキー郊外で黒人男性のジェイコブ・ブレイクさんが警官に射殺された事件を受けてプレーオフ1回戦の第5戦(マジック)を試合開始直前にボイコット(その後、リーグ側が延期を発表)したが、バイデン大統領はコート上の活躍だけでなく、抗議行動を含めたコートの外でのバックスの選手たちによる活動なども称賛。「あなたたちは正義と平和の立場に立って人々を励ました」と語って社会への貢献度にも言及した。

 バックスは昨季のファイナルでサンズを4勝2敗で下し、1971年以来、50年ぶりにリーグ制覇を達成。しかし故障者が続出している今季はここまで4勝6敗と苦戦している。

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