池江璃花子 女子50メートル自由形決勝でインカレ初優勝 「とにかく優勝することを目標にしてた」

[ 2021年10月7日 18:03 ]

日本学生選手権第1日   女子50メートル自由形決勝 ( 2021年10月7日    東京辰巳国際水泳場 )

<競泳日本学生選手権>女子50メートル自由形決勝、金メダルを手に笑顔の優勝した池江(撮影・木村 揚輔)
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 白血病から復活した東京五輪日本代表の池江璃花子(21=ルネサンス)が7日、東京辰巳国際水泳場で開幕した「第97回日本学生選手権水泳競技大会(インカレ)」の女子50メートル自由形決勝で優勝した。

 第4レーンでスタートした池江は、残り15メートルから加速し、25秒02でトップでフィニッシュ。予選タイムから0秒18縮め、インカレ初優勝。2位には山本茉由佳、3位には持田早智が入り、表彰台を日本大学が独占した。

 同日に行われた予選では最終5組に出場。第4レーンでスタートした池江は25秒20でフィニッシュ。組1着となり、全体トップで決勝進出を決めていた。

 レースを終えると、池江は「去年は4番という悔しい結果だったので、今年は絶対優勝したいと思ってて、あんまり体は動かなかったんですけどもそれでも最後まで頑張りました」とコメント。日本大学で表彰台を独占したことについては「可能性はなくないと思っていたので最後、持田選手がすごいベストで泳いでくれてこういう風にみんなで点数を稼げて、初日にしては良い流れが出来たんじゃないかなと思います」とした。

 試合前には「もう失うものはないと思って泳ごうという風に」3人で話していたといい、「予選は3人ともすごく緊張してたんですけど、それが良かったのか最後は力を抜いて3人でこうやって決勝に進めて、1、2、3でフィニッシュできてすごく嬉しいです」と口にした。

 最後には「タイム的には良いわけではないんですけど、まずは優勝できたこと。とにかく優勝することを今回は目標にしてたのですごい嬉しいです」と笑顔で語った。

 今大会は、9日に行われる本命種目女子100メートルバタフライにもエントリーしており、メダル獲得を目標に掲げる24年パリ五輪に向けた本格的な再スタートとなる。

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