桃子2年ぶりVへ5位発進 “藍効果”で6バーディーの好スタート

[ 2021年4月2日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ヤマハ・レディース第1日 ( 2021年4月1日    静岡県葛城GC山名C=6564ヤード、パー72 )

5番、ティーショットを放つ上田(撮影・沢田 明徳)
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 日米ツアー通算15勝の上田桃子(34=ZOZO)が6バーディー、2ボギーの68で回り、首位に2打差の4アンダー、5位と19年ヨネックス・レディース以来の優勝へ好スタートを切った。上田と同じ辻村明志コーチ門下の“黄金世代”小祝さくら(22=ニトリ)が6アンダーで“黄金世代”高橋彩華(22=東芝)、“新世紀世代”山下美夢有(19=加賀電子)とともに首位に立っている。

 気温の上昇とともに切れを増した体に合わせて、上田は急きょ、シャフトの重いクラブを投入した。「どっちの球が出るか、分からないまま、打ってました」。調整不足でショットは左右へブレたが、そこは総合力でカバー。14番で5メートル、17番では8メートルを沈めるなど、パットで補った。

 “藍効果”だ。休養に充てた前週、プライベートで宮里藍さんとラウンド。「イメージの出し方とか相変わらずうまいなあと思いました」。04年に日本、10年には米ツアーで平均パット数1位に輝いたレジェンドの技術を頭の中に吸収した。

 辻村一門の宮崎合宿では同門の小祝が、今季の賞金女王を宣言。「(小祝は)調子も良さそうだし、4日間通したら確実に上にいる」。今年2勝と宣言通り活躍する後輩に刺激を受ける。またZOZO所属で迎える最初の試合でもある。発奮材料には事欠かない。

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2021年4月2日のニュース