ラグビートップリーグ　4日の日野―キヤノン戦が中止　日野に陽性者

　日本ラグビー協会は2日、4日に予定していたトップリーグ（TL）第6節日野―キヤノン戦（ソユスタ）の開催中止を発表した。2日までに日野の選手・スタッフのうち1名が新型コロナウイルス感染症の陽性者と判定され、さらに1名の体調不良者が確認されたため。2月20日に当初予定を延期して開幕した今季のTLで、試合が中止となるのは初のケースとなった。

　今季のTLは、全チームの選手・スタッフに1週間に一度の検査を実施し、結果を公表している。リーグの規定では、チーム内に陽性者が出ても、登録メンバー23人を確保できれば試合出場は可能。しかし日本協会は「現時点で観戦による影響範囲が確定できないことから、関係者と競技を行い、安心・安全を確保した上での試合開催が困難であると判断した」と中止理由を説明した。規定により代替試合は行わず、両チームに勝ち点2が加算される。