古賀稔彦さん次男・玄暉 父の棺に手紙、将来「恩返し」の五輪金誓う

[ 2021年4月2日 05:30 ]

 父稔彦さんへの思いを語る柔道男子60キロ級の古賀玄暉=1日、東京都世田谷区の日体大
Photo By 共同

 92年バルセロナ五輪柔道金メダリストで3月24日に死去した古賀稔彦さん(享年53)の次男、男子60キロ級の古賀玄暉(旭化成)が1日、母校・日体大で取材に応じた。

 父の棺に「結果を出して恩返しします」とつづった手紙を入れ、将来の五輪金メダルを誓ったという。23日の昼、川崎市内の自宅で父の足などを兄、妹と一緒に約1時間、マッサージ。憔悴(しょうすい)した父とは会話はほぼできなかった。翌日亡きがらの手をさすった時、涙があふれたという。中高で日本一、ジュニアで世界一に輝いた22歳の古賀は3、4日の全日本選抜体重別選手権(福岡国際センター)に出場する。「全ての力を出して、思い切った柔道をする」と、天国の父に届く活躍を期した。

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2021年4月2日のニュース