ウィザーズが不振のピストンズに大敗 29点差敗戦は今季ワースト 八村は初の11試合連続2ケタ得点

[ 2021年4月2日 10:26 ]

ピストンズのジョセフにマークされる八村(AP)
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 NBA東地区全体11位のウィザーズは1日、敵地デトロイト(ミシガン州)で同最下位のピストンズと対戦したが、最大31点差をつけられて91―120(前半44―63)で完敗。このカードは3月27日に106―92で勝っていたが2戦目では敗れ、今季の成績は17勝30敗となった。29点差での敗戦は今季ワーストで20点差以上は今季6回目。3月20日のホーネッツ戦に続いて黒星が2つ並んだ。

 得点部門1位(31・3)のブラドリー・ビール(27)は3試合連続で欠場。ラッセル・ウエストブルック(32)は得16点、11リバウンド、12アシストで4試合連続今季18回目のトリプルダブルを達成したがターンオーバーも9回犯し、チームがリードしたのは第1Q序盤のわずか2分36秒間だけだった。

 八村塁(23)は30分出場してFGを12本中5本(3点シュート試投はなし)を成功させて10得点と2リバウンド、2アシストをマークしたが、第1Qで8得点を記録したあとはスコアは伸びなかった。2ケタ得点は自身初の11試合連続。ピストンズの得点リーダー(22・8)でもあるジェラミー・グラント(27)とのマッチアップでは好ディフェンスを見せたものの、チームに勢いをもたらすまでには至らなかった。

 ウィザーズのFG成功率はピストンズ(47・9%)を下回る47・1%(84本中40本=うち3点シュートは19本中5本)で、フリースローにいたっては19本中13本を失敗。シューティングでは精彩を欠いた一戦となった。

 ピストンズは14勝34敗。グラントは12得点にとどまったが、昨季、傘下のマイナーリーグ(Gリーグ)のメンフィス・ハッスルで渡辺雄太(26=現ラプターズ)とチームメートだったジョシュ・ジャクソン(24)が今季自己最多の31得点を稼ぎ、計7人が2ケタ得点を記録してウィザーズを圧倒した。

 なおウィザーズは3日にワシントンDCでマーベリクスと対戦。そのあと5日に敵地タンパ(フロリダ州)で渡辺が所属するラプターズと顔を合わせることになっている。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場9分41秒=8得点)
(1)51秒・右ベースライン際からジャンプシュート=×
(2)1分47秒・ペイント内で左手でフック=×
(3)6分40秒・正面からジャンプシュート
(4)7分8秒・左ローポストからターンアラウンドでシュート=〇
(5)8分6秒・正面からドライブして右手でレイアップ=〇
(6)9分5秒・右エルボー付近からターンアラウンドでシュート=〇
(7)9分31秒・正面からジャンプシュート=〇(アシスト・ネト)
 ▼第2Q(出場8分57秒=無得点)
*3分10秒・相手ディフェンス3秒によるFT1本=×
(8)7分42秒・正面からドライブを試みるもシュート体勢でジョセフにスティールされる=×
 ▼第3Q(出場9分7秒=2得点)
(9)3分26秒・グラントとの1対1。リング方向に押し込んだあと右エルボー付近でターンアラウンド=×
(10)6分14秒・正面からプルアップでジャンプシュート=〇(アシスト・ウエストブルック)
(11)8分55秒・速攻からシュートに持ち込むもエリントンにボールをはたかれる=×
 ▼第4Q(出場2分28秒=無得点)
(12)3分41秒・右サイドでエリントンとの1対1からジャンプシュート=×

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