ウォリアーズのクレイ・トンプソンが右足アキレス腱を断裂 2季連続で「全休」へ

[ 2020年11月20日 07:55 ]

2019年6月のファイナル第6戦で左膝のじん帯を断裂したウォリアーズのトンプソン(AP)
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 NBAウォリアーズのシューティング・ガードで3度のファイナル制覇(2015、17、18年)に貢献したクレイ・トンプソン(30)が、ロサンゼルスで18日に行われていたNBA選手同士での練習の際に右足のふくらはぎ付近に痛みを訴えてダウン。スポーツ専門局のESPNによれば19日に精密検査を受け、アキレス腱を断裂していたことが判明した。

 アキレス腱を断裂したNBA選手がコートに復帰するまでには通常11カ月以上かかることから、12月22日に開幕する今季の出場はポストシーズンを含めて絶望的。昨季リーグ全体で最下位(15勝50敗)に終わり巻き返しを図るウォリアーズにとってもショッキングな診断結果となった。

 トンプソンは2019年6月13日、NBAファイナル第6戦で30得点をマークしながら第3Qに左膝の前十字じん帯を断裂して、翌19~20年シーズンの試合をすべて欠場。球宴に5回選出されているリーグ屈指のシューティング・ガードだが、2季連続で“全休”という不測の事態と直面することになった。

 同選手の代理人を務めるグレグ・ローレンス氏によれば2021~22年シーズンでの復帰は可能。トンプソン本人は医師から「完全に回復する」と伝えられたという。

 ウォリアーズはトンプソンが負傷した18日に行われたドラフトの全体2番目にメンフィス大出身のセンター、ジェームズ・ワイズマン(19)を指名。2巡目ではイタリア出身でアリゾナ大のポイントガードとして活躍したニコ・マニオン(19=全体48番目)とボイジ州立大のシューティングガードで昨季オーストラリア・リーグでプレーしていたジャスティニアン・ジェサップ(22)を指名。しかし即戦力として使えるかは未知数で、昨季の出場が5試合に終わったステフィン・カリー(32)は復帰するものの、2014年から6年連続でファイナルに進出したときのような戦力を再編成するのは難しい状況となった。

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