憧れのプロと一緒にラウンドできる!レッスンや出張サービスも

[ 2020年11月20日 05:30 ]

ツアー優勝経験のある9人のプロが名を連ねる
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 コロナ禍で新生活スタイルが提案される中、ゴルフ界にユニークなサービスが登場した。トーナメントで優勝経験のある男子プロと一般のアマチュアが手軽にラウンドできる「EP GOLF(イーピー・ゴルフ)」がそれだ。同伴プレーのプロには横尾要(48)、高橋竜彦(46)らツアーで人気を博した顔ぶれがそろう。専用のウェブサイトを通じて予約するスタイルで、出張ラウンドのサービスもあり、人気の広がりが注目される。

 EPゴルフは9月下旬に公式サイトが開設され、本格的なサービスがスタートした。
 ラウンドを希望するアマチュアは、サイトにアクセスしてプロを指名し、日時を選んで予約する。会場は千葉・浜野GC、同・平川CCのどちらかで、費用は参加申し込み料が6万6000円からとなっている。その他にプレー代が別途かかる。また、自分のホームコースにプロの〝出張ラウンド〟を依頼したり、会社の〝接待ゴルフ〟にゲスト参加の要望もできるなど、さまざまな状況に対応が可能としている。
 プロは、いずれも男子ツアーで活躍した優勝経験者9人が名前を連ねている。予約が成立すれば、ラウンド当日はスタート前にショット練習場や練習グリーンでのレッスンも行われる。事前に要望を伝えておけば、ラウンド中にプロから気になるポイントについてのレッスンも受けられる。
 EPゴルフの運営責任者の東幸司氏(59)は「レッスンプロによるラウンドレッスンはよく聞きますが、これだけ実績のあるプロの方とアマチュアが一緒に回れる予約サイトは他にはないのでは?」と話す。
 東氏がEPゴルフを始めるきっかけとなったのは、今年5月に高橋プロと一緒にラウンドした時にアイデアを打ち明けられたことだった。「(ツアーで活躍した)プロと一般のアマチュアが気軽に回れる機会があったら、そういうのはなかなかなさそうですから面白いですよね、という話になりました」。そこからすぐに準備に取りかかったという。
 もともと東氏はコンサートなどでグッズを販売する会社を経営。しかし、3月以降はコロナ禍でイベントの中止が相次いだこともあり、空いた時間を割いて新サービスの立ち上げに取り組んできた。参加するプロは高橋プロが中心となって声を掛けた。
 新型コロナウイルスの感染拡大で、春先から秋にかけて数多くのスポーツイベントが中止や自粛に追い込まれた。しかし、その期間中でもゴルフは〝3密〟を避けられ、健康増進にも役立つと評価されプレーヤー数は減らなかった。そうしたゴルフの楽しみ方の選択肢を増やす意味でも、ツアーで活躍したプロと一緒にラウンドできる今回のサービスは魅力的といえる。
 「アマチュアの方の中には、プロと回るのはちょっと敷居が高い、と言われる方もいらっしゃいますが、ここに名前を出させてもらっているプロのみなさんは気さくに対応してくれます。気軽に応募していただきたいですね」と東氏。将来的には首都圏以外に拠点を置くプロにも協力を呼び掛け、北海道や宮城、福岡など全国的に展開したい考えだ。

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2020年11月20日のニュース