男子セブンズ代表が活動再開 小沢「もっとレベルアップを。徐々に上げていく」

[ 2020年6月29日 17:42 ]

約3カ月ぶりに強化活動を再開させた7人制ラグビー男子日本代表。右奥が小沢大
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 新型コロナウイルスの影響で3月から活動を中止していた7人制ラグビー男子日本代表が29日、東京都内で約3カ月ぶりに強化活動を再開した。新型コロナ感染防止の観点から、しばらくは全国5カ所の拠点に小グループで集まり、週1回程度の練習を行っていく方針。この日は都内のグラウンドに東京五輪代表候補6人が集まり、各種測定やウエートトレーニング、フィットネストレーニング、ボールを使った軽い練習を実施した。

 練習後、代表してオンライン取材に応じた小沢大(31=トヨタ自動車)は「動いてみた感触は、動けたのかなと思う。ただ、まだまだ足りない。もっとレベルアップしないといけないが、徐々に上げていきたい」と話した。小沢自身は約3カ月の自粛期間中、妻の実家がある茨城県内で過ごし、近所の公園などでトレーニングを継続していたという。東京五輪の1年延期には「切り替えがなかなかできなかったが、ポジティブに捉えて、“1年後にメダルを獲る”と思えた」と前向きにとらえていることを明かした。

 7人制男子日本代表は五輪開幕1年前となる7月23日をめどに、全代表候補そろっての活動再開を目指している。岩渕健輔ヘッドコーチは日本協会を通じて「社会が大変な状況の中、代表選手・スタッフである前に、社会の一員として、自分たちがすべきことを考え行動してきた数カ月でした。社会を守るために前線に立っていただいている医療関係者の皆さまへの感謝の気持ちを胸に、練習を再開したいと思います」などとコメントした。

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