テニスツアー“再開”へ第一歩　ドイツで非公式大会開幕、男子プロ8人参加

ドイツで開幕した非公式のエキシビション大会（AP）
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　テニス界がツアー再開へ向けて第一歩を踏み出した。ドイツ西部の小都市ヘールグレンツハウゼンで1日、男子プロ選手8人を集めた4日間のエキシビション大会が開幕。新型コロナウイルスの感染拡大で男女ツアーが中断している中、初の大会開催となった。

　15年のウィンブルドン選手権でラファエル・ナダル（スペイン）を破り、錦織圭（日清食品）と対戦経験もある世界ランク239位のダスティン・ブラウン（ドイツ）らが参加し、室内のクレーコートで行われた。コート上にいるのは選手2人と主審のみで、観客、線審、ボールキッズは不在。1セット4ゲーム先取の3セットマッチで、会場内の各所に消毒液が置かれ、選手は試合後の握手が禁止されるなど感染防止策が徹底された。無人の固定カメラで撮影された映像は専門チャンネルで生中継された。ドイツではさらに2大会が今月後半に予定されており、来週には米フロリダ州、今月中旬にはフランスでも同様のイベントが計画されている。非公式戦ながらファンを楽しませてくれそうだ。