絶対王者リネール倒し思わずガッツポーズ 井上監督「未熟でした」

[ 2020年2月11日 12:19 ]

GSパリ大会から帰国し、取材に応じる井上康生監督
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 柔道の東京五輪代表選考会の一つ、グランドスラム(GS)パリ大会を終えた日本選手団が11日、成田空港に帰国し、男子の井上康生監督(41)が、100キロ超級の影浦心(24=日本中央競馬会)が五輪2連覇中のテディ・リネール(30=フランス)を破った際にガッツポーズをしたことを反省した。

 リネールは最後に敗戦した10年9月以降、約10年間負けなしで、今大会の2回戦まで不滅の154連勝中だった絶対王者。日本にとっても東京五輪での金メダル獲得に向け、避けては通れない大きな壁だった。そんな状況で3回戦で対戦した影浦は、延長40秒に内股透かしで技ありを奪って優勢勝ち。リネールが畳に転がった瞬間、コーチボックスから腰を浮かせて右拳を握った同監督だが、「あまり覚えていないが、映像で何回か見て“あちゃー”と思った。いかんなと思いました」と頭をかいた。

 現役時代には2000年シドニー五輪の100キロ級を制した井上監督。決勝では完璧な内股を決め、仰け反るように両手を突き上げるガッツポーズを繰り出した瞬間は、日本のスポーツ界の名場面に数えられる。一方で指導者としては柔道の礼節を重んじ、選手たちにもその教えを説く。今回は思わず出てしまったものだが、「瞬間的にしかやっていない。でもダメですね。未熟でした」と話した。

 井上監督自身、現役時代には若かりし頃のリネールと2度対戦し、いずれも敗れた。今もって世界の最前線で戦う日本柔道界のライバルに対し、「10年間、勝ち続けてきたことは偉大な記録」と敬意を表すとともに、「間違いなく調子を上げて東京五輪に出てくると思う」と警戒を強めた。

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