アマ安田が予選通過!海外メジャー日本人5人目 18歳JDが3日連続アンダーパー

[ 2019年7月28日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー エビアン選手権第3日 ( 2019年7月27日    フランス エビアン・リゾートGC=6527ヤード、パー71 )

2番、レマン湖に向かってティーショットを放つ安田(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

第2ラウンドで70をマークし、通算2アンダーの24位で予選通過を果たしたアマチュアの安田祐香(大手前大1年)は3バーディー、1ボギー69で通算4アンダーの21位とした。2オーバーの64位で予選を通過した横峯さくら(33=エプソン)は通算3オーバーで56位、鈴木愛(25=セールスフォース)は通算4オーバーで60位。畑岡奈紗(20=森ビル)は通算5オーバーで予選落ちした。

 表情を変えることなく淡々と戦い抜いた安田がホールアウト後に地元ファンからサインを求められた。3日連続でアンダーパーをマーク。「練習ラウンドではアンダーは出ないと思っていた。打つべきところを決めて自信を持って打てている」と好感触だ。

 「決勝ラウンドは上手な選手と回れるのが楽しみ」と声を弾ませていた安田が、いきなり魅せた。打ち下ろしの2番パー3。米ツアー4勝の梁熙英(ヤンヒヨン)(韓国)がピン手前2メートルにつけた直後に右手前1メートルにつける会心のショットでバーディーを奪った。3番で4メートルを沈めると、3アンダーで迎えた16番ではピン横1メートルにつけて難なくバーディー。「2、3メートルのパーパットが5回ぐらいあったけど、それを決められたのが一番良かった」と振り返った。

 第2ラウンドは70で回り通算2アンダーの24位。日本人アマチュアとして2014年全米女子オープンの橋本千里(当時16歳)以来となる海外メジャーでの予選通過を果たした。フェアウエーを外したのは2回と安定したティーショットを武器に難コースを攻略。17、18番の連続ボギーはあったものの堂々の予選通過に「昨日よりいいプレーができてた」と笑顔が絶えない。来週のAIG全英女子オープンも控えており、父・光祐さんも「2つとも予選を通過したら、犬が欲しいとおねだりされました。ポメラニアンになりそう」と頬を緩めた。

 ライバルのバレンズエラ(スイス)とも4アンダーで並び、ローアマの可能性も浮上。「ローアマ獲りたいですね。ショットが良くなってきたので、チャンスをたくさんつくりたい」と18歳の目は輝いていた。

 ◆安田 祐香(やすだ・ゆうか)2000年(平12)12月24日生まれ、神戸市出身の18歳。7歳からゴルフを始め、小3から坂田塾。17年日本女子アマ選手権、18年全国高校選手権春季大会優勝。今年4月のオーガスタ・ナショナル女子アマでは3位、アジアパシフィック女子アマで優勝。国内ツアー最高は18年大東建託いい部屋ネット・レディースの3位。1メートル63、55キロ。

続きを表示

この記事のフォト

2019年7月28日のニュース