渡辺雄太がNBAで9試合目の出場 自身最長の19分で5得点 グリズリーズは2点差で勝利

[ 2019年2月6日 12:45 ]

ティンバーウルブスのシャーリッチを交わしてインサイドを突くグリズリーズの渡辺(AP)
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 NBAグリズリーズとマイナー、Gリーグ・ハッスルとの「2―WAY契約」を締結している渡辺雄太(24)が5日にテネシー州メンフィスで行われたティンバーウルブス戦に途中出場。NBAでは1月21日のペリカンズ戦以来、15日ぶり通算9試合目の出場を果たした。

 渡辺はグリズリーズが25―6と19点をリードしていた第1Qの7分46秒にコートに登場。ティンバーウルブスのベテラン・フォワード、ルオル・デン(33)とマッチアップしたがこのクオーターではシュートを放つ場面はなかった。

 そのまま第2Qも継続してプレーし、39―32だった4分11秒にベンチに下がった。そしてこのクオーターの残り2分34秒から再び出場。残り1分21秒にリバウンドをキープしたあと1人でボールを運び、左45度からジャンプシュートを放ったが、これはリングに嫌われた。

 グリズリーズはセンターのマーク・ガソル(34)とフォワードのカイル・アンダーソン(25)が先発から外れ、主力フォワードだったジャマイケル・グリーン(28)、控えセンターのジョアキム・ノア(33)も欠場。先発には渡辺と同じく「2―WAY契約」を締結している新人ジュリアン・ウォッシュバーン(27)が初先発を果たし、2度目の10日間契約を締結したブラジル出身のブルーノ・カボクロ(23)も途中から起用されるなど、この日は若手中心のローテーションとなった。

 渡辺は後半に入ると第3Q残り3分51秒からコートに登場。残り39・8秒に25得点を挙げたマイク・コンリー(31)からのパスを受けてゴール下でシュートを放ったが、ティンバーウルブスのダリオ・シャーリッチ(24)に阻まれて失敗。残り6・1秒には右のコーナーから3点シュートを試みたが、これも入らなかった。

 それでも第4Qの1分3秒、コンリーからのパスを受けてゴール下でシュートを決めて初得点。2分39秒には右コーナーからNBAでは通算2本目の3点シュートを成功させて5得点目を記録した。

 3分55秒にベンチに下がったため、この日の出場時間は前半が10分59秒で後半は7分46秒。公式記録上、プレータイムは「19分」となり、1月19日のラプターズ戦での「17分」を上回る自身最長時間となった。5得点はそのラプターズ戦に並ぶ自己最多。グリズリーズは最大19点をリードしながら、第4Q残り15・7秒に同点に追いつかれたが、残り0・1秒、相手のルーズボール・ファウルで得たフリースローをジャスティン・ホリデー(29)が2本とも成功。若手中心のローテーションながら、108―106(前半66―54)で勝利を収めて今季の成績を22勝33敗とした。

 ティンバーウルブスは25勝28敗。カールアンソニー・タウンズ(23)が26得点と18リバウンドを稼いだが、ここ5戦で4敗目を喫した。

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