石川遼 通算2オーバーでホールアウト 秋本番へ向け「ヒデキと戦いたい」

[ 2018年10月28日 13:43 ]

男子ゴルフ マイナビABCチャンピオンシップ最終日 ( 2018年10月28日    兵庫県加東市 ABCゴルフ倶楽部=7217ヤード、パー72 )

<マイナビABC最終日>18番、思い出の地で2オーバーフィニッシュにギャラリーに頭を下げる石川遼(撮影・井垣 忠夫)
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 通算3オーバーの55位からスタートした石川遼(27=CASIO)は3バーディー、2ボギーの71をマークし、通算2オーバーの50位でホールアウトした。

 グリーン手前に池が広がる最終18番パー5(525ヤード)ではフェアウエー左のバンカーから残り215ヤードの第2打を2番アイアンでピン左2・5メートルに運んだ。イーグルパットはカップのわずかに左を抜けたが、08年にプロ初優勝を果たした大会で有終バーディーを奪った。

 優勝争いは首位スタートの木下裕太(32)が4番から3連続バーディーを奪うなど6番終了時点で通算14アンダーまでスコアを伸ばし、首位を守っている。

 ――18番の第2打は素晴らしいショットでした。

 石川 最高でしたね。非常に気持ち良かったです。

 ――グリーン手前の池が大きく口を開くショートサイドへのショットでした。

 石川 まあまあ、たまたま、ショートサイドに行っちゃいましたけど、ちょっとフェードが掛かりすぎましたね。左から高いフェード目のボールでという狙うで、大きめのクラブだったんで。

 ――今週の4日間を総括すると。

 石川 そうですねえ。きょうはそんなにマネージメントミスはなかったんですけど、きのうは結構、集中力を欠いたショットが1日に2打あったなっていうか、それがスコアに出ちゃった感じなんで、まあ、そうですね。きょうは頭がすっきりした状態でやれてたんで。何の違いかわかんないですけど、そういうコンディショニングの部分も含めてこれから試合が続きますから毎週、木曜日、金曜日というところをマネージメントミスとかしないように、予選ラウンドを戦って優勝争いをしたいなというのはありますね。

 ――イメージキャラクター契約を結ぶマイナビの中川信行社長が今大会の前夜祭で契約更新を公言されたそうですが。

 石川 いつも率直な意見というか、アドバイスを社長からはいただいてますし、ホントに熱い思いのある社長というか、凄く応援してくれてるんですね。ご自身ではもうちょっとゴルフ飽きたなあとか、男子ツアーもうちょっと飽きてきたなあとかおっしゃるんですけど、凄い応援してくれる方なんで。今年もプロアマ戦で一緒に回らせていただいたんですけど、ざっくばらんというか、単刀直入というか、自分のゴルフのこともメンタルのこともいろいろお話しさせていただいて勉強になりました。なので今後も引き続き、やっていただけるということは、大変、ありがたいニュースですし、やっぱりそのためにもっとこうギャラリーの方が観に来てくれるようなプレーを自分自身が心掛けて、頑張りたいなと思います。

 ――10年前のこの大会でプロ初優勝ということで注目度も高いと思います。プレッシャーなどは。

 石川 いや、特にないですね。プレッシャーとモチベーションというのは結構、紙一重だと思うんですけどもやっぱり何か目標を立てたりとかしたときに自分のモチベーションになる目標なのか、プレッシャーになるのかというところは凄い紙一重で、プレッシャーになるということは何か、主観というか、自分のことを考えているんじゃなくて、結果に対してどうだとか、周りの人からどう見られるとか、そういうのを気にし始めるとプレッシャーが掛かるのかなってボクは思います。だから基本、ボクはそういうプレッシャーというのを感じたことはないですし、それをモチベーションに変えていくというのは自分自身の問題だと思うんで。誰のためにというより自分のためにやっていくってことが一番こう意外とプレッシャーにならないんじゃないかと思います。

 ――これから秋本番です。海外の選手も参戦します。刺激材料になる。

 石川 そうですね。まあ、ヒデキ(松山英樹)もその海外の選手に入るかもしれないんですけど。まあ、ホント、ヒデキが出てくれるというのはもの凄いありがたいというか、ファンの目線になりますけどね。やっぱり一ファンとして最高なことかなと思いますし、ありがたいですし、選手としてはやっぱり戦いたいなあと思うので、あの、まあ、自分もどんどんいい状態にしていって、ヒデキと回れるように頑張りたいですね。

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