稀勢の里 夏巡業で1週間ぶりに朝稽古で相撲「だいぶ良くなっている」と納得

[ 2018年8月14日 17:16 ]

1週間ぶりに朝稽古の土俵に上がった稀勢の里(右)
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 大相撲の横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)が14日、岩手県奥州市での夏巡業で1週間ぶりに朝稽古で相撲を取った。6日の長野県下諏訪町、7日の埼玉県所沢市では、正代、大栄翔、佐田の海と平幕相手の稽古だったが、この日は佐田の海と5番(4勝1敗)取った後に関脇・御嶽海を指名。まわしにこだわらず前に出る相撲や左からの上手投げで倒すなど6番取って5勝1敗だった。

 稀勢の里が御嶽海と胸を合わせるのは、昨年7月の名古屋場所初日で対戦して以来、約1年1カ月ぶり。「力がついているし、この前やった時とは全然違う」と相手の成長を感じながらも、名古屋場所を制した25歳に横綱の貫禄を示した。「内容はよかった。(立ち合いも)だいぶ良くなっている」と納得の稽古となった。

 左かかとに傷を負ったため土俵での稽古を控えていたが「だいぶいい」と回復傾向。「しっかり体をつくっていたから。(調子は)日に日によくなっている」と手応えを口にした。10日の福島県白河市での興行から取組から外れていたが、15日の岩手県陸前高田市の興行からは復帰する予定だ。

 横綱の胸を借りた御嶽海も「しばらくやっていなかったので、稽古できて良かった」と収穫を得た様子だ。腰の重い横綱に対し「立ち合い負けしないように。(番数が増えれば)重たいので体力負けするので、踏み込みをしっかりしようと」という狙いだった。右おっつけで横綱の状態を起こして押し出す場面もあったが「腰がまだ高い」と反省していた。

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2018年8月14日のニュース