一二三 国際大会での連勝ストップに「足りない部分が見えた」

[ 2018年7月30日 05:30 ]

帰国した報道陣に対応する阿部
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 柔道のグランプリ(GP)ザグレブで国際大会での連勝が34で止まった男子66キロ級の阿部一二三(日体大)が成田空港に帰国し「悔しい気持ちが大きい。それ以上に課題や足りない部分が見えた」と振り返った。準々決勝で過去1戦1勝のアルタンスフ・ドフトン(モンゴル)と対戦し、開始42秒で不意を突く足技に対応しきれず、一本負けを喫した。久しぶりの敗戦に、直後は「気持ちのコントロールができなかった」というが、敗者復活戦、3位決定戦は「ガツガツ行く柔道ができた」と本来の攻めの柔道を取り戻して銅メダルは確保した。

 次戦は2連覇の懸かる世界選手権(9月、バクー)。「敗戦が世界選手権でなくて良かった。負けを生かしたい」と、約2カ月後の大目標に向けてさらなる進化を誓った。

 ≪高藤は充実「力が付いた」≫男子60キロ級の高藤直寿(パーク24)は5試合中、4試合で一本勝ちしての優勝に「以前より力が付いたのが実感できた」と充実の表情。昨年12月に早々と今年の世界選手権代表を内定させ、1階級上の66キロ級や無差別の全日本選手権に出場するなど、独自調整を積んできた。本来の階級では約8カ月ぶりの実戦だったが「狙って寝技も掛けられた」と自信を深めた。

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