襟を正す貴乃花親方「かたくなな姿勢を取ってしまった」

[ 2018年3月28日 20:18 ]

会見を終え一礼する貴乃花親方
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 日本相撲協会は28日、エディオンアリーナ大阪で理事会と年寄総会を開き、26日に続投が決まった八角理事長(元横綱北勝海)による新体制での職務を決め、元理事の貴乃花親方(元横綱)は役員待遇委員から1階級降格で委員となり、土俵下で勝負を見守る審判部に配属された。

 八角理事長は「人気もあると思うので、ぜひお客さんに仕事ぶりを見ていただきたい」と狙いを語り、審判部長の経験もある貴乃花親方は「新たな気持ちで職責に向かいたい」と話した。

 貴乃花親方の一問一答は次の通り。

 ―臨時年寄総会ではどんな話をしたか。

 「協会の皆さんに多大な迷惑を掛けたことをおわびした。(貴ノ岩関への傷害事件に関する)告発状の取り下げ状を内閣府へ提出したと報告した。皆さんと力を合わせられるように精進していかなければならない、というお声をたくさん頂いた」

 ―元横綱日馬富士関の傷害事件での行動を振り返って。

 「いささか真実を追求しようという気持ちが強く、かたくなな姿勢を取ってしまった。そして協会に多大な迷惑を掛けた」

 ―告発状取り下げは、自分の考えが間違っていたということか。

 「まずこれから協会の一員としてやっていかなければならない。そして弟子の監督責任を全うしていかなければならない。そういう思いだ」

 ―気持ちが変わった理由は。

 「貴公俊のことがあり、監督責任は十分に私にある。まずは私の行動から襟を正していかなければという思いだ」

 ―29日の理事会で厳しい処分が予想されるが。

 「理事会の処分を厳粛に受け止める」

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2018年3月28日のニュース