今年に入って3階級降格 貴乃花親方「私の行動で協会にご迷惑をかけたことをお詫び申し上げます」

[ 2018年3月28日 17:05 ]

会見を終え一礼する貴乃花親方
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 日本相撲協会は28日、エディオンアリーナ大阪で理事会と年寄総会を開き、26日に再選された八角理事長(元横綱・北勝海)による新体制での職務を決めた。元理事の貴乃花親方(元横綱)は役員待遇委員から1階級降格で委員となり、審判部に配属された。

 貴乃花親方は元横綱・日馬富士による弟子の十両・貴ノ岩への傷害事件に絡み、協会への報告義務を怠ったなどの理由で1月に理事を解任され2階級降格となった。2月の理事候補選挙では落選し、慣例で1階級下がっており、今年に入って3階級下がったことになる。

 年寄総会で親方衆からの質疑に応じた貴乃花親方は、その後の会見に出席。この日、内閣府に提出していた告発状を取り下げたことを、年寄総会に報告したことを明かした。その上で「これまでの私の行動で協会にご迷惑をかけたことをお詫び申し上げます」と、あらためて頭をさげた。

 年寄会の幹部も会見を開き、錦戸会長(元関脇・水戸泉)は「真摯に答えていた。反省の色がみえた。(あとは)行動で示すしかないと思います」と話した。二所ノ関一門を代表した副会長の1人、高田川親方(元関脇・安芸乃島)からは「(二所ノ関一門には)契約解除が妥当とする親方もいた」と、厳罰を求める意見があることを明らかにした。

 一方、貴乃花一門を代表する千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)からは、一門として年寄会に、契約解除の回避を嘆願する書面を提出したことを明かした。

 29日の理事会では貴乃花親方と、春場所中に暴力問題を起こした弟子の十両・貴公俊の処分が話し合われる。

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