吉永 1000も制し男子個人2冠 5大会ぶり高校生五輪代表前進

[ 2017年9月4日 05:30 ]

スピードスケート ショートトラック全日本距離別選手権 ( 2017年9月3日    長野県・帝産アイススケートトレーニングセンター )

男子1000メートル決勝 初優勝した吉永一貴
Photo By 共同

 男女の1000メートルが行われ、男子はショートトラック界のサラブレッド吉永一貴(18=名古屋経大市邨)が初日の1500メートルとの2冠を達成した。18年平昌(ピョンチャン)五輪代表選考会の初戦を兼ねており、98年長野五輪の田村直也以来、5大会ぶりとなる高校生代表に前進した。女子は菊池4姉妹の末っ子、純礼(すみれ、21=トヨタ自動車)が1500メートルに続いて優勝した。

 残り4周で仕掛けた吉永が、そのままスピードで押し切って圧勝した。「コーナーの出口でスピードが落ちないように、それを重点的に練習してきた。それがうまくいったと思う」。母・美佳さん(旧姓加藤)は、世界選手権総合2位になった実力者。叔母・美善さんも世界選手権総合優勝をしているショートトラック一家。1500メートルとの2冠を達成し、五輪代表争いのポイントで首位に立ったが「気を抜けば見えているものも見えなくなる」と高校3年生にはエースの風格が漂っていた。

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2017年9月4日のニュース