小平ベスト65、PO敗退も今季最高2位「優勝は時間の問題」

[ 2017年9月4日 05:30 ]

男子ゴルフツアー フジサンケイ・クラシック最終日 ( 2017年9月3日    山梨県富士河口湖町 富士桜カントリー倶楽部=7566ヤード、パー71 )

フジサンケイ・クラシック最終日 18番、ティーショットを放つ小平
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 22位から出た小平智(27=Admiral)が7バーディー、1ボギーで今大会ベストスコア65をマークし通算3アンダーでホールアウト。プレーオフで敗れたものの今季自己最高の2位に入った。H・W・リュー(35=韓国)が3人によるプレーオフを1ホール目で制し、12年コカ・コーラ東海クラシック以来5年ぶりのツアー通算2勝目を挙げた。

 プレーオフ1ホール目。ピンを攻めた第2打はグリーン右手前のバンカーで目玉になった。状況を確認した小平は「今日は僕の日ではないな」と悟った。寄せきれず4メートルのパーパットも外れた。

 8打差を追い最終組の7組前でスタート。前半で2つ伸ばした。後半は13番で10メートルのパットをねじ込み、実測285ヤードと短いパー4の14番は第1打をグリーン手前に運び20センチに寄せた。15番ではバンカーから50センチにぴたりと付けて、16番は6メートルのパットを沈めて4連続バーディー。17番では1メートルのバーディーパットがカップに蹴られたが「最後(18番)に良いパーパットを入れたので後悔はない」。

 今大会のベストスコア65で回り初めてプレーオフに進んだ。勝てば90年の尾崎将司に並ぶ大会史上最大の逆転優勝だった。3月の結婚以降は勝利がない。この日はプロゴルファーの美保夫人が見守っただけに「早く一緒にトロフィーを持ちたい」と悔しい思いも口にした。それでも「今日は8アンダーを目標にして良いゴルフができた。優勝できなくても満足」と納得顔だった。

 11日が28歳の誕生日。海外メジャーでも活躍した27歳の一年を「実力が付いた一年。松山(英樹)や石川(遼)のようにはいかないけど着実に一歩一歩進んでいる」と振り返る。米下部ツアーの予選会挑戦も視野に入れている。ただ、その前に国内ツアーで結果を出す。「ここからが本番。優勝は時間の問題」と自信たっぷりに言い放った。

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