eスポーツ参入狙うJINS ゲーム実況プレー動画コンテスト開催

[ 2017年8月5日 05:30 ]

ミームを装着して、デモプレーを披露するタイチョー(左)
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 メガネ・アイウェアブランドのJINS(ジンズ)は、同社の新ブランド「JINS MEME(ジンズ・ミーム=以下ミーム)」でeスポーツに参入を狙う。ミームは同社が11年以降、4年越しの研究・開発を重ねて生み出した、IoTコンセプトのメガネ型ウェアラブル端末。ジンズは同端末の認知・普及のため、7月21日から優勝賞金20万円のゲーム実況プレー動画コンテストをスタートした。

 同コンテストはゲームの実況動画をオンラインで配信するプレーヤーは誰でもエントリー可能。ジンズはミームを無料で貸与して、プレーヤーはミームを実際に装着して自身の計測値を動画に乗せる。コンテスト期間に最多の視聴者数を獲得したプレーヤーが優勝となる。7月中旬に都内で開催された説明会には数十人のエントリー希望者が集まり、ジンズの新しい取り組みに熱心に聞き入っていた。

 同コンテストの審査員を務め、ニコニコ動画でゲーム動画「いい大人達チャンネル」を運営するタイチョーもミームの可能性に手応えを感じる一人だ。「ミームは普通のメガネと比べても装着感はほぼ同じ。ゲームをしていてもまったく気にならないですね。数字でプレーヤーの内面が可視化されるというのは面白いと思います。例えばプレー中に集中度が低い数字が出ても、それを逆手にとって面白い実況もできるし、実況の幅も広がると思います」。eスポーツの新しいインフラの一つとして、プレーヤーの心理状態の可視化は受け入れられるのか。ジンズの挑戦は始まったばかりだ。(終わり)

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