錦織、崖っ縁で底力「体きつかった 相手が勝っても不思議ではなかった」

[ 2017年8月5日 13:26 ]

テニス シティ・オープン男子シングルス準々決勝 ( 2017年8月4日    米ワシントン )

男子シングルス準々決勝でプレーする錦織圭
Photo By ゲッティ=共同

 テニスのシティ・オープンは4日、ワシントンで行われ、男子シングルス準々決勝で世界ランキング9位の第2シード、錦織圭(27=日清食品)は世界225位のトミー・ポール(20=米国)に3―6、7―6、6―4で逆転勝ち。苦しみながらも4強入りを決め、今季初優勝へ前進した。

 3日午前2時ごろ終了したデルポトロとの3回戦から約18時間半で、地元の新鋭との初対決を迎えた錦織。「昨夜寝たのも午前4時で脚が動かず、体はきつかった」と話した通り、連日の深夜マッチの疲れから第1セットはミスが多く、第2セットも先にブレークを許す苦しい展開。第9ゲーム、そしてタイブレークと合わせて3本のマッチポイントを握られた。

 それでもこのセット終盤から粘りを発揮してピンチをしのぎ、タイブレークを制してセットカウント1―1とすると、第3セットは錦織が主導権。ストローク戦で優位に立つと、第3ゲームで先にブレークして押し切った。

 試合終了後、大金星を逃して肩を落とすポールをねぎらうと、観客の歓声に応えて大きくガッツポーズをつくった錦織。「試合内容は良くなかった。第2セットも終始押されていたし、相手が勝っても不思議ではなかった」と振り返っていた。

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