リオ五輪王者ベイカー 世界代表微妙に 右肩負傷「東京五輪を目標にやるならば…」

[ 2017年4月2日 20:26 ]

男子90キロ級1回戦で右肩を痛めたベイカー茉秋
Photo By 共同

 リオデジャネイロ五輪柔道男子90キロ級金メダルのベイカー茉秋(22)=日本中央競馬会=が2日、全日本選抜体重別選手権(福岡国際センター)で右肩を負傷し、世界選手権(8〜9月・ブダペスト)代表入りが微妙になった。

 ベイカーはリオ五輪後初の実戦に臨んだが、1回戦で古傷の右肩を再び痛めて途中棄権した。「初めて完全に脱臼した。東京五輪を目標にやるならば、手術して今年1年を休養しようか迷っている」と話した。近日中に検査を受けて判断する。

 全日本柔道連盟は大会後に強化委員会を開き、日本男子の井上康生監督は男子90キロ級代表について「ベイカーを(第1候補に)考えているが、診断結果を踏まえた上で決めたい」と説明した。

 ベイカーは体重無差別で争う29日の全日本選手権(日本武道館)にもエントリーしている。

続きを表示

2017年4月2日のニュース