リオ金・ベイカー茉秋が1回戦で棄権負け 古傷右肩痛め…世界選手権代表へ黄信号

[ 2017年4月2日 11:45 ]

ベイカー茉秋
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 柔道の世界選手権(8月、ブダペスト)日本代表最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権は2日、福岡国際センターで最終日が行われ、男子90キロ級1回戦で昨年のリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得したベイカー茉秋(22=日本中央競馬会)が棄権負けする波乱があった。

 リオ五輪以来、約8カ月ぶりの実戦復帰だったベイカーは小林悠輔(旭化成)と対戦。古傷を抱える右肩や2月に左脚を肉離れした影響で、稽古を再開したのが3月中旬という中で臨んだ大会だった。仕上がりの悪さから、試合開始から動きは重く、両者決め手を欠いて試合はゴールデンスコアの延長戦に。そして小林に投げられた後、技のポイントは与えなかったものの、仰向けに倒れて動けなくなった。痛めた箇所は不明ながら、右肩付近を気にする様子で苦悶の表情を浮かべ、棄権負けが決定した。

 今大会で優勝すれば世界選手権代表内定が決定的だったが、1回戦負け、そして負傷が重なったことで、ベイカーの代表入りは厳しい状況となった。

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2017年4月2日のニュース