キャバリアーズ ボーガット、新天地初戦わずか58秒で骨折 試合も敗れる

[ 2017年3月7日 16:14 ]

キャバリアーズでの初戦でいきなり足を骨折したボーガット(AP)
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 NBAは6日に各地で10試合を行い、キャバリアーズではセンターのアンドリュー・ボーガット(32歳)が地元クリーブランドでのヒート戦で新天地デビュー。昨オフにウォリアーズからマーベリクスへ、そして今季はマーベリクスから76ersにトレードされたあとに解雇されていたが、フロンコート陣の補強が急務となっていたキャバリアーズの一員となって第1Qの残り36秒からコートに登場した。

 ところが第2Qの開始早々、ボーガットはヒートの新人フォワード、オカロ・ホワイト(24歳)と接触。ホワイトの膝が左脚を直撃し、コートにうずくまった。直後にレントゲン検査を受けたところ脛骨(けいこつ)の骨折が判明。ウォリアーズ時代にファイナル制覇を経験しているセンターの新天地デビュー戦はわずか58秒で幕を閉じた。

 試合は98―106(前半52―62)で敗れて42勝20敗。キャバリアーズは4日にマイアミで行われた同じカードでも92―120で敗れており、中1日での再戦でも黒星を喫した。レブロン・ジェームズ(32歳)は30得点、17リバウンド、カイリー・アービング(24歳)は32得点を挙げたものの苦杯。最大20点差のビハインドから大詰めで5点差に追い上げたが反撃もここまでだった。

 ヒートは30勝34敗。タイラー・ジョンソン(24歳)とジェームズ・ジョンソン(30歳)のベンチ勢のキープレーヤーを故障で欠いていたが、敵地でも勝利を挙げてこのカードは今季2勝1敗となった。ディオン・ウェイタース(25歳)が29得点、ゴラン・ドラギッチ(30歳)は21得点をマーク。こ23戦では19勝目となり、倒した相手の中にはキャバリアーズ以外にウォリアーズやロケッツといった強豪チームが含まれている。

 2戦連続で延長戦を制したリーグ全体2位のスパーズは、地元サンアントニオでロケッツに112―110(前半47―54)で競り勝って49勝13敗。39得点を稼いだカワイ・レナード(25歳)が107―108で迎えた第4Qの残り25秒に逆転の3点シュート、そして110―108となった残り14秒にはフリースローを2本とも決めて8連勝を飾った。

 レナードは第4Qに17得点を集中。フリースローは11本全部成功させ、成功率91・9%はNBA6季目で自己ベストとなっている。

 ロケッツは44勝20敗。ジェームズ・ハーデン(27歳)もレナード同様に39得点を稼いだが勝負どころの第4Qでは4得点に終わり、最後の“仕事量”で差をつけられた。

 西地区ノースウエスト首位のジャズは地元ソルトレイクシティーでペリカンズに88―83(前半43―34)を下し、3連勝で40勝24敗。ゴードン・ヘイワード(26歳)が23得点、ルディー・ゴベール(23歳)が15得点と15リバウンドを記録して勝利に貢献した。ゴベールのダブルダブルは今季43回目。同ディビジョン2位のサンダーには4・5差をつけた。

 ペリカンズは25勝39敗。ディマーカス・カズンズ(26歳)は15得点に終わり、キングスからトレードで移籍してからは自身1勝5敗となった。

 <その他の結果>ウォリアーズ(52勝11敗)119―111ホークス(34勝29敗)、バックス(29勝33敗9112―98 76ers(23勝40敗)、ピストンズ(31勝32敗)109―95ブルズ(31勝32敗)、ニックス(26勝38敗)113―105マジック(23勝41敗)、ネッツ(11勝51敗)122―109グリズリーズ(36勝28敗)、ナゲッツ(29勝34敗)108―96キングス(25勝38敗)、ホーネッツ(28勝35敗)100―88ペイサーズ(32勝31敗)、クリッパーズ(38勝25敗)116―102セルティクス(40勝24敗)

<8日のテレビ放送>

サンダー―トレイルブレイザーズ

WOWOWライブ 10時〜

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