新入幕の宇良 ご当地場所へ順調も浮かれず「いつも通りやろうと努力」

[ 2017年3月7日 18:07 ]

大相撲春場所に向け、稽古に励む宇良
Photo By 共同

 大相撲春場所(12日・エディオンアリーナ大阪)で新入幕を果たす宇良が順調な調整を続けている。7日は大阪府吹田市の木瀬部屋で、出稽古に来た十両東龍や富士東らと12番取った。一気に前へ出て勝負を決める相撲もあり「不安の方が多い」との言葉とは裏腹に、内容は充実している。

 大阪府寝屋川市出身の24歳。土俵際での驚異的な粘りや多彩な技で、すでに角界屈指の人気を誇る。ご当地場所とあって多忙な中でも、稽古に集中する姿勢は変わらず「なかなか難しいけれど、いつも通りやろうと努力している」と浮かれることはない。

 朝稽古後には、落語家の桂文枝から激励を受けた。「ふがいないところは見せられないと思って、頑張りました」と息をついた宇良。文枝は「ものすごい活気のある稽古だった。ああいう人がいるから、相撲界も盛り上がる」と感心していた。

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2017年3月7日のニュース