サンダー ウエストブルック4戦連続トリプルダブル、4連勝に貢献

[ 2016年12月1日 15:50 ]

4試合連続でトリプルダブルを達成したサンダーのウエストブルック(AP)
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 NBAは30日に各地で9試合を行い、サンダーのラッセル・ウエストブルック(28歳)は地元オクラホマシティーでのウィザーズ戦で35得点、14リバウンド、11アシストをマーク。4試合連続でトリプルダブルを達成し、チームは延長の末に126―115(前半60―53、延長21―10)で勝利を収めて4連勝を飾った。

 試合は一時16点をリードしながら後手に回ったが、ウエストブルックは第4Qの残り8・5秒に同点の3点シュートを成功。第4Qと延長で計14得点を挙げてチームを引っ張った。

 ウエストブルックが3部門で2ケタの数字を残したのは今季9回目で通算46回目。トリプルダブルを達成した試合では今季7勝2敗で、ここ2シーズンでは27回中25回もチームは白星を飾っている。

 サンダーは大黒柱の活躍で3連敗から4連勝。今季成績は西地区全体4位の12勝8敗となった。なおウエストブルックは今季平均31・2得点、10・5リバウンド、11・3アシストをマーク。1961年シーズンのオスカー・ロバートソン(ロイヤルズ=30・8得点、12・5リバウンド、11・4アシスト)以来、史上2回目となる年間トリプルダブルに向かって突き進んでいる。

 敗れたウィザーズは6勝11敗。かつてサンダーを7季率いたスコット・ブルックス監督(51歳)は初めてオクラホマシティーに“敵将”として足を踏み入れたが、温かい拍手で迎えられた。ブラドリー・ビール(23歳)は31得点、ジョン・ウォール(26歳)が15得点と15アシストをマーク。しかし後半と延長ではウエストブルックを抑えることができず、ブルックス監督は古巣相手に勝利を挙げることはできなかった。

 ニックスは敵地ミネアポリスでティンバーウルブスに106―104(前半58―49)で競り勝って9勝9敗。クリスタプス・ポルジンギス(21歳)がチーム最多の29得点を記録し、同点で迎えた第4Qの残り2・3秒にはこの日14得点のカーメロ・アンソニー(32歳)が起死回生のジャンプシュートを成功させて試合を決めた。

 ティンバーウルブスは3連敗で5勝13敗。昨季の新人王、カールアンソニー・タウンズ(21歳)が自己最多の47得点と18リバウンドを稼ぐ大活躍を見せ、第4Q序盤で17点差をつけられながら一時は同点としたがあと一歩およばなかった。

 レイカーズは敵地シカゴでブルズを96―90(前半47―47)で退けて10勝10敗。13得点と20リバウンドをマークしたジュリアス・ランドル(22歳)が、90―90で迎えた残り45秒に勝ち越しのシュートを決めて逃げ切った。昨季までウォリアーズのアシスタントコーチだったルーク・ウォルトン新監督(36歳)を迎えたレイカーズは限られた戦力の中で今季は健闘。西地区全体8位で12月を迎えることになった。

 ブルズは10勝7敗。ジミー・バトラー(27歳)が22得点、ドウェイン・ウェイド(34歳)は17得点を記録したが、レイカーズの若手に押されてホームで手痛い黒星を喫した。

  なおこの日、フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで行われる予定だった76ers対キングス戦はコート・コンディションの不良で延期。前日にはここでNHLフライヤーズの試合が行われたが、11月としては高温と多湿となった天候が影響して氷が液化、もしくは気化してリンクの上に設けているコートを濡らす事態となった。

 <その他の結果>

ピストンズ(10勝10敗)121―114セルティクス(10勝8敗)、ラプターズ(12勝6敗)120―105グリズリーズ(11勝8敗)、スパーズ(15勝4敗)94―87マーベリクス(3勝14敗)、サンズ(6勝13敗)109―107ホークス(10勝9敗)、ヒート(6勝12敗)106―98ナゲッツ(7勝11敗)、トレイルブレイザーズ(10勝10敗)131―109ペイサーズ(9勝10敗)

 <2日のテレビ中継>ウォリアーズ―ロケッツ

 WOWOWライブ 12時30分~

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