NBA3チーム トランプ系ホテルからの“離脱”

[ 2016年11月16日 18:23 ]

 米スポーツ専門局のESPNは16日、NBAのバックス、グリズリーズ、マーベリクスの3チームが遠征先のニューヨークとシカゴで宿舎にしていたホテルの予約をキャンセルしたことを明らかにした。

 どちらのホテルも米大統領選挙で当選したドナルド・トランプ氏(70)のビジネスに直結。ニューヨークのホテル(トランプ・ソーホー)は名前だけで同氏は経営に参画していないが、この3チームは同氏がシカゴに所有している「トランプ・インターナショナル・タワー&ホテル」を含めて“定宿”にはしない方針を固めた。

 モロッコ出身でもあるバックスのマーク・ラスリー(56)共同オーナーと、マーベリクスのマーク・キューバン・オーナー(58)はともに選挙戦で民主党のヒラリー・クリントン氏(69)を支援。トランプ系ホテルからの“離脱”についての理由は明らかにされていないが、NBAでは多くの選手や監督がトランプ氏への不快感を表明しており、同氏の当選を受けてホテルのキャンセルという抗議行動に出たようだ。

 なおトランプ系ホテルに予約を入れてある他の7チームは変更なし。バックスなどの3チームはすでに他のホテルを押さえていると報じられている。

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2016年11月16日のニュース