春日山親方側が条件和解を提案 年寄名跡証書引き渡し訴訟

[ 2016年11月2日 05:30 ]

 春日山親方(元幕内・浜錦)が先代親方の岩永祥紀氏(元幕内・春日富士)に年寄名跡証書の引き渡しを求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論などが東京高裁で開かれ、春日山親方側は和解を提案した。一審判決で春日山親方は証書所有の対価として1億7160万円の支払いを命じられた。

 同親方の代理人弁護士は「金額は正しくないと思っている」と条件面で話し合っていく方針を示した。和解協議に応じる意向の岩永氏側は「金額には開きがあるが検討していく」と述べた。証書を所持していない春日山親方は日本相撲協会の師匠辞任勧告を受け入れており「目の前のことをしっかりやっていかないと」と複雑な表情だった。

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