キャブス開幕４連勝　アービング、今季自己最多３２得点

３２得点をマークしたキャバリアーズのアービング（２）＝ＡＰ

　ＮＢＡは１日に各地で９試合を行い、キャバリアーズは大リーグのワールドシリーズ第６戦が行われたプログレッシブ・フィールド横のクイックンローンズ・アリーナ（オハイオ州クリーブランド）でロケッツと対戦。１２８―１２０（前半６３―５９）で勝利を収めて開幕４連勝を飾った。

　カイリー・アービング（２４歳）が３５分で今季自己最多の３２得点を挙げれば、レブロン・ジェームズ（３１歳）も１９得点、１３リバウンド、８アシストを稼いで勝利に貢献。ケビン・ラブ（２８歳）も２４得点をマークし、チームのフィールドゴール成功率は５１・８％に達した。

　ロケッツは２勝２敗。ポイントガード（ＰＧ）役を務めているジェームズ・ハーデン（２７歳）が４１得点、７リバウンド、１５アシストをマークしたものの勝利には結びつかなかった。

　ＰＧのリッキー・ルビオ（２６歳）が右ひじの故障で戦列を離れたティンバーウルブスは、地元ミネアポリス（ミネソタ州）でグリズリーズを１１６―８０（前半６２―３６）で退けて３戦目で初勝利。シューティングガード（ＳＧ）のザック・ラビーン（２１歳＝全体５番目指名）が３１得点を挙げ、ルビオに代わってＰＧとして先発した新人のクリス・ダン（２２歳）は２９分の出場で１０得点、６アシスト、５スティールをマークした。

　４日間で３試合目となったグリズリーズはマーク・ガソル（３１歳）とマイク・コンリー（２９歳）の両主力を休養させて試合に臨んだが、第３Ｑ終了時点で３８点差をつけられて完敗。４戦を消化して２勝２敗となった。

　スパーズは地元サンアントニオ（テキサス州）でジャズに９１―１０６（前半５０ー５１）で敗れて５戦目で初黒星。カワイ・レナード（２５歳）は３０得点をマークしたものの、勝負どころの第４Ｑで２０―３３と失速して敗れ去った。

　ジャズは２勝２敗。元スパーズのＳＧ、ジョージ・ヒル（３０歳）が古巣相手に２２得点と７アシストを稼いでチームを引っ張った。

　ウォリアーズは敵地ポートランド（オレゴン州）でトレイルブレイザーズを１２７―１０４（前半５９―５３）で退けて３勝１敗。ステファン・カリー（２８歳）が５本の３点シュートなどで２８得点、ケビン・デュラント（２８歳）も２０得点をマークした。

　リオデジャネイロ五輪にデュラントらとともに米国代表として出場したクレイ・トンプソン（２６歳）は１４得点。ただし得意の３点シュートは７本全部失敗し、２試合連続で成功なしに終わった。

　トンプソンの昨季の３点シュート成功率は４２・５％だが、今季はここまで１０・７％と低迷。極度のスランプに陥っている。

　トレイルブレイザーズは２勝２敗。ダミアン・リラード（２６歳）は３１得点をたたき出したが、第３Ｑで２０―４１と失速してホームでの白星を逃した。

　＜その他の結果＞

マジック（１勝３敗）１０３―１０１　７６ｅｒｓ（３敗）、バックス（２勝２敗）１１７―１１３ペリカンズ（４敗）、ペイサーズ（２勝２敗９１１５―１０８レイカーズ（１勝３敗）、ピストンズ（３勝１敗）１０２―８９ニックス（１勝２敗）、ヒート（２勝２敗）１０８―９６（延長）キングス（２勝３敗）

　＜３日のテレビ中継＞

ニックス―ロケッツ＝ＷＯＷＯＷライブ　８時３０～