元バスケコーチが日立提訴 契約解除無効と1500万円賠償請求

[ 2016年11月2日 20:30 ]

 バスケットボール男子のナショナルリーグ(NBL)「日立サンロッカーズ東京」でヘッドコーチを務めていた米国籍の男性が、契約解除は不当だとして、運営母体の日立製作所に1500万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴していたことが2日、分かった。

 男性はマイケル・デイビッド・オルソン氏。2日に第1回口頭弁論が開かれ、日立製作所側は請求棄却を求めた。

 訴状によると、2014年にヘッドコーチに就任し、同年10月からのシーズンで好成績を残した。15年6月に2年間の契約を結んだが、16年5月に契約を解除されたとしている。

 元ヘッドコーチ側は「練習への遅刻や選手との信頼関係を損なったことが理由とされているが、解除理由になり得ない」と主張している。

 今年秋、NBLとTKbjリーグが統合してBリーグが発足。サンロッカーズはこれに伴い「日立サンロッカーズ東京・渋谷」とチーム名を変更している。

 日立製作所の広報担当者は「係争中のためコメントは控える」としている。

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2016年11月2日のニュース