松山 猛追及ばず3差2位 トーマスが大会2連覇 CIMB閉幕

[ 2016年10月24日 05:30 ]

米男子ゴルフツアーCIMBクラシック最終日 ( 2016年10月23日    マレーシア・クアラルンプールTPCクアラルンプール=7005ヤード、パー72 )

最終ラウンド、14番でバーディーパットを外しクラブを投げる松山英樹。通算20アンダーで2位
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 4位から出た松山英樹(24=LEXUS)はボギーなしの6バーディー、66とスコアを伸ばしたが3打及ばず、通算20アンダーの268で2位だった。石川遼(25=CASIO)は3バーディー、1ボギーの70で通算13アンダーの10位。米ツアーで松山と石川がそろってトップ10入りするのは初めて。64をマークしたジャスティン・トーマス(23=米国)が通算23アンダーで大会2連覇を果たした。

 松山は一つの目安としていた20アンダーまで伸ばしたが、ツアー3勝目には3打届かなかった。新シーズンの自身初戦で2位の結果に「(トップに)あそこまでいかれると今の調子ではなかなか追いつけなかった」とさばさばしていた。

 首位でスタートしたラヒリ(インド)が3番(パー5)で「9」を叩き、優勝争いは混沌(こんとん)。4位から狙った松山は5番(パー5)では2オンに成功してバーディーを奪い、ティーショットを左に曲げた7番では、ラフから精度の高いショットを放ち伸ばした。だが「9、10アンダーを出せる力はなかった」と11番からは6ホール連続でパー。勢いは止まり、2位スタートのJ・トーマスに引き離された。

 本調子ではないと話す中、16日に日本オープンを制し、続く米ツアー大会で優勝争い。地力の高さを示す自らの結果に「全然悪くない」と及第点をつける。次戦は上海で、世界選手権シリーズのHSBCチャンピオンズ。出場選手の層は一気に厚くなるが「ちょっとしたきっかけで良くなると思う」と前向きだった。

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2016年10月24日のニュース