A東京 残り10秒で勝ち越し 首位攻防、栃木の連勝止めた

[ 2016年10月24日 05:30 ]

Bリーグ 第5節 最終日 ( 2016年10月23日    宇都宮市体育館 )

<Bリーグ 栃木・A東京>第3Q、リバウンドを奪うA東京・田中(右)
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 東地区のA東京は田中、ギレンウォーターらの活躍で栃木に84―80で競り勝った。首位攻防2連戦を1勝1敗で終え、両者とも8勝2敗。栃木の連勝は8で止まった。中地区のSR渋谷は三遠を79―76で下し、6勝4敗とした。2位の三遠は3敗目(7勝)を喫した。8勝2敗でトップの川崎は試合がなかった。西地区は三河が京都に80―49で大勝し、7勝3敗とした。

 東地区で首位を争うライバルに、2連敗するわけにはいかなかった。A東京は、前日に20点差で敗れた栃木に土壇場で逆転勝ちし、意地を示した。25得点の田中は「やるべきことに集中できていた」と胸を張った。

 大敗を受け「このままやられっぱなしでは気持ちよくない」(田中)と気合を入れ直したという。第3クオーターまでリードを許す展開は前日と同じ。だが、勝負どころで集中力を発揮した。60―70で迎えた第4クオーター、ギャレットが内に切り込んでかき回し、田中は外からリングを射抜く。77―80から田中の3点シュートで同点とし、残り約10秒でギャレットが勝ち越し点を挙げた。

 新戦力が加わった中での序盤戦で課題も多いが、リーグ屈指のタレント軍団の底力を証明した。田中は「成長を繰り返して、最後にどこよりもいいチームになるのが目標」と長いシーズンの先にある頂点を見据えた。

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