モニカ 決勝進出「暴れます」東京では地元が会場に

[ 2016年9月15日 05:30 ]

女子カヌーKL1(運動機能障害)予選、レースを終え引き揚げる臨む瀬立

リオデジャネイロ・パラリンピック 女子スプリント・カヤックシングル200メートル

(9月13日)
 リオデジャネイロ大会で初めて正式競技として行われたパラカヌーでただ一人、日本から出場した瀬立(せりゅう)モニカ(18=筑波大学)が念願の決勝進出を果たした。カヤックシングル200メートル(運動機能障害KL1)は上位2人が決勝に進出する予選は4位に終わったが、準決勝で4位に食い込み決勝の切符をつかんだ。

 東京五輪・パラリンピックで多くの競技が開催される江東区に育ち、中学時代には同区中学校合同のカヌー部に所属していた。高校1年時に体育の授業中に転倒して車いす生活になると、1度は競技をあきらめかけたが家族らの支えで再びカヌー競技に取り組んだ。

 2020年のカヌー会場は江東区に隣接する中央防波堤埋立地が予定されている。「決勝進出は東京に向けての最低ライン。それをクリアできた。リオで決勝を経験できることが大きい。決勝では暴れます」メダル争いは難しい状況だが、18歳が燃えていた。

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2016年9月15日のニュース