池田 リオ五輪出場を明言「僕が先陣を切って戦いたい」

[ 2016年7月14日 05:30 ]

9番、アプローチの練習を繰り返す池田

 男子ゴルフのメジャー第3戦、全英オープンは14日に英国ロイヤル・トルーンGCで開幕する。開幕前日に18ホールの練習ラウンドを敢行した池田勇太(30=日清食品)は「前日とは違って雨風が強かったが、良い練習になった」と充実の表情を浮かべた。

 12日には焦点のリオデジャネイロ五輪について「出たいし、出ることを考えている」と出場を明言した。リオ五輪代表は今週11日付の世界ランキングにより決定された。日本は上位2人に出場権が与えられるが、17位の松山英樹と69位の谷原秀人が辞退したため、93位の池田と107位の片山晋呉が繰り上がりで出場資格を得た。男子ゴルフでは世界ランク1位のジェーソン・デーらトップランカーがジカ熱や治安の問題を理由に次々と代表を辞退している。だが、選手会長として3年間にわたりゴルフ界のために奔走し、人一倍熱い気持ちを持つ男はキッパリと言い切った。「誰かが出ないと言っても誰かは出ないといけない。だったら、僕が先陣を切って戦いたい。今回の五輪が日本のゴルフ界においての起爆剤となれば」と話し、開会式にも出席する意向を示した。

 もちろん、「今は今週のことで頭がいっぱい」と目の前の試合に集中している。コースについては「狭いイメージがある。ティーショットの落としどころが見えないホールもいくつかある」と印象を口にしており、まずは難コース攻略に全力を傾ける。

続きを表示

2016年7月14日のニュース