米国代表のグリーン 実は暴行事件の被害者だった

[ 2016年7月14日 16:38 ]

 男子バスケットボールの米国代表フォワード、ドレイモンド・グリーン(26=NBAウォリアーズ)が11日未明にミシガン州イーストランシングで引き起こした暴行事件の内容が13日になって明らかになった。

 同日、グリーンの母校でもあるミシガン州立大はフットボールチームのコーナーバック(CB)を務めていたジャーメイン・エドモンドソン(4年)の転校手続きを受理したが、実は彼こそが今回の暴行事件の被害者。ガールフレンドと一緒だった8日の夜、バーでグリーンと一緒にいた男性に首をしめられたのがきっかけだった。

 エドモンドソンは10日になってグリーンを町の中で見つけ「昨晩の出来事はクールじゃない」と詰め寄ったが、そこで口論となってアゴを平手で殴られたと訴えている。

 この一帯はパトロールの重点地域だったこともあって、騒ぎを聞きつけた警官が現場に急行してグリーンを逮捕。グリーンは軽度の暴行容疑で逮捕されその後、200ドル(約2万1000円)を支払って保釈された。

 ただし罪状認否のために出廷する義務があり、仮に有罪となった場合には最長で93日の禁固刑、さらに500ドル(約5万3000円)の罰金が科せられる可能性がある。

 「弁護士がこの問題を担当するので、すぐに解決するだろう」と本人は楽観的だが、裁判所の判断次第では自身初めての五輪出場に赤信号が点灯。「こんな状況に自分を置くべきではなかった。今後の人生においての教訓にする」と反省はしているものの、法的には微妙な立場に追い込まれた。なお男子米国代表は18日からラスベガスで最終合宿に突入。23日にはアルゼンチン代表とエキシビジョンを行うことになっている。

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2016年7月14日のニュース