IOC会長 ロシアのリオ除外に否定的見解

[ 2016年7月14日 09:32 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は13日、ロシアの組織的なドーピング問題で新たに疑惑が浮上した2014年ソチ冬季五輪の検査に対する不正が立証されても、リオデジャネイロ五輪でロシア選手団全体の参加を禁じる処分に否定的な見解を示した。AP通信などが報じた。

 世界反ドーピング機関(WADA)が調査に乗り出しているソチ五輪の不正疑惑は18日に報告書が公表される。バッハ会長は「冬季五輪の検査所や関係者のルール違反でバドミントン選手を処分できないのは明白だ」と指摘。「同じように競技団体のトップに不正があったとしても、参加する全選手の処分は考えないだろう。大事なのは事実に基づく決断であり、連帯責任と個人の権利のバランスだ」と述べた。(共同)

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2016年7月14日のニュース