ロシアの組織的ドーピングで新たな疑惑 WADA調査へ

[ 2016年6月15日 08:37 ]

 世界反ドーピング機関(WADA)は14日、ロシアのムトコ・スポーツ相がドーピング隠蔽に直接関与した新たな疑惑をドイツ公共放送ARDが報じた問題で、調査を開始する方針を明らかにした。

 番組ではトップ選手を指導してきた競歩のチェギン・コーチが永久資格停止処分を無視し、隠れて活動を続けている実態も取り上げた。WADAは「専門家による第三者委員会で正確に情報を確認する必要がある」とした。2014年ソチ冬季五輪のドーピング検査の不正疑惑も調べている。

 国際陸連は17日の理事会で資格停止中のロシア陸連の処分を協議し、同国陸上選手が8月のリオデジャネイロ五輪に参加できるか最終決定する。(共同)

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