シャラポワが提訴 WADA処分に異議唱えず

[ 2016年6月15日 08:16 ]

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は14日、女子テニスで元世界ランキング1位のマリア・シャラポワ選手(29)=ロシア=が、国際テニス連盟(ITF)からドーピング違反で科された2年間の資格停止処分を不服として提訴したと発表した。裁定は8月のリオデジャネイロ五輪前の7月18日までに出る見通し。

 世界反ドーピング機関(WADA)は2年間の資格停止処分に関してCASに提訴せず、裁定が下るまでコメントを控える方針を示した。

 四大大会通算5勝のシャラポワ選手は1月の全豪オープンで禁止薬物のメルドニウムに陽性反応を示して処分を受けた。だが今年からWADAの禁止薬物に指定された事実を知らなかったと主張し、処分取り消しか期間の短縮を求めた。同選手は「違反は故意でなく、2年間の不当に厳しい処分は受け入れられない」との声明を出していた。(共同)

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2016年6月15日のニュース