ラプターズ連勝で2勝2敗 ラウリー&デローザン30得点超え

[ 2016年5月24日 14:25 ]

勝利に貢献したラプターズのデローザン(左)とラウリー(AP)

 NBAは23日にカナダ・トロントで東地区決勝の第4戦を行い、2位ラプターズが1位キャバリアーズを105―99(前半57―41)で下し、ホームで連勝を飾って2勝2敗。カイル・ラウリー(30)が44分出場して35得点、デマー・デローザン(26)が40分で32得点を挙げるなど、球宴出場コンビが土壇場でも得点を重ねてチームを勝利に導いた。二枚看板の第4戦でのフィールドゴール(FG)成功率は65・1%。レギュラーシーズンでの平均得点は21・2と23・5だったが、この日は2人で67得点を稼いだ。

 ラウリーが「3回殴られたら4回殴り返すつもりでやっている」と気迫を前面に押し出せば、デローザンも「チャレンジは望むところ。我々はずっと強い相手を倒してきた」と打倒キャバリアーズに向けて闘志満々。チームを支える主力2人に活力が戻ってきたことが地元での連勝につながったようだ。

 第3戦でプレーオフでのチーム最多記録となる26リバウンドをマークしたセンターのビスマック・ビヨンボ(23)も14リバウンドと3つのブロックショットを稼いで勝利に貢献。東地区準決勝第3戦(今月7日)で右足首を捻挫した本来の先発センター、ジョナス・バランチューナス(24)がこの日は出場を想定してスタンバイしていたが、ビヨンボは42分間出場して出番を最後まで譲らなかった。

 キャバリアーズは第2Q途中で最大18点をリードされながら第4Qに猛追。3分41秒に84―83と初めてリードを奪ったが、最後はラウリーとデローザンのオフェンスを阻止できなかった。これで今ポストシーズンは初戦から10連勝(史上4回目)を飾りながら、その後は連敗。米国の国境を越えたあとに勢いが衰え始めた。

 レブロン・ジェームズ(31)は2分休んだだけの46分間出場して29得点、カイリー・アービング(24)も26得点をマークしたが、東地区のプレーオフでは2010年の地区準決勝(対セルティクス)以来の連敗。ケビン・ラブ(27)は第3戦同様に不調で10得点に終わった。ベンチから出たチャニング・フライ(32)が3点シュートを4本決めて12得点を稼ぎ、ラブに代わって第4Qでは9得点を挙げたが、選手によって好不調がはっきりと分かれている状態。第5戦(25日)は再び地元クリーブランドで試合を行うが、今季4戦4敗となった敵地トロントでの第6戦(27日)をどう戦うかがシリーズを決める重要なポイントになりそうだ。

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