琴奨菊、正代ら九州勢と三役以上が募金活動、120万円集まる

[ 2016年4月29日 16:09 ]

稽古総見後、熊本地震の被災地支援のため募金活動をする琴奨菊(中央)ら

 大相撲の三役以上や九州出身の関取が29日、東京都墨田区の両国国技館で行われた横綱審議委員会稽古総見の後に、熊本地震の被災地支援のために国技館で募金活動を実施した。

 5月の夏場所を前にした稽古総見は一般に無料公開された。稽古後にまわし姿で募金会場に赴いた力士たちは握手をしながら支援を呼び掛け、約120万円が集まった。

 熊本県宇土市出身の幕内正代関は「募金箱が重くなるたびに、心配してくださる方が多いのだと実感した。いい相撲を取って元気づけたい」と口元を引き締めた。福岡県柳川市出身の大関琴奨菊関は「勇気と前向きな気持ちを与えられるように頑張りたい」と話した。

 十両以上で構成する力士会は30日と5月1日のイベント、「両国にぎわい祭り」に合わせて国技館で募金活動をする。

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2016年4月29日のニュース