白鵬 20日巡業合流へ 負傷の左膝に痛みも「筋力つける」

[ 2015年10月14日 05:30 ]

都内の病院で左膝の検査を終えた白鵬

 9月の大相撲秋場所を3日目から途中休場した横綱・白鵬(30=宮城野部屋)が13日、秋巡業に20日(香川県丸亀市)から合流する意向を示した。都内の病院で痛めている左膝を検査し、「(医師には)最初の頃より良くなっていると言われた。先生と相談して巡業に出るという話になった」と語った。

 先月15日に「左大腿四頭筋腱炎で全治4週間」と診断されてからちょうど4週間で、本格的な稽古再開にゴーサインが出た。

 九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)での復帰に向けて、既に7日から都内の宮城野部屋で四股などの軽い稽古を再開している。まだ患部に痛みは残るようだが「筋力をつけたいし、ダラダラしていても意味がない」と、より強度の高い稽古を欲している。巡業では「出るからには稽古したい」と土俵入りだけでなく、積極的に体を動かす意向だ。「ケガと付き合いながらやっていくしかない」。大きなケガとは無縁だった横綱の新たな戦いが始まる。

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