男子車いすバスケ 中国に逆転初黒星 1位突破厳しく…

[ 2015年10月14日 05:30 ]

<日本・中国>第4クオーター、シュートを放つ香西

 リオデジャネイロ・パラリンピックの予選を兼ねた車いすバスケットボールのアジア・オセアニア選手権は13日、千葉ポートアリーナで第4日の試合を行った。男子1次リーグB組の日本は、中国に61―64で敗れ、今大会初黒星。14日に1次リーグ最終戦が行われるが、日本は2位で準々決勝に進む可能性が高くなった。女子はオーストラリアに敗れ、3位で準決勝に臨むことになった。

 1次リーグ1位突破の野望がかすむ、手痛い1敗となった。昨年のアジアパラ大会に不出場だった中国に、終盤で逆転されての今大会初黒星。エース格の藤本主将と香西を使わないユニットが、中国のスピードに翻弄(ほんろう)されたかっこうだったが、及川監督は「長丁場の予選でこの経験が必ず生きる」と前を向いた。これで日本、韓国、中国が1敗で並んだ。14日のリーグ最終戦で3カ国が順当に白星を積み上げると、当該チーム同士の試合の得失点差で順位が決まる。韓国は中国に圧勝しているため日本は2位通過が濃厚で、準決勝では昨年の世界王者オーストラリアと対戦する可能性が高い。3位までのリオ切符へ激戦続きとなるが、藤本主将は「今は次の試合に勝つことが重要。強豪に勝たないとパラリンピックはない」と気持ちを切り替えた。

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