勇太 ツアー史上最長535ヤード、パー4に苦言「面白くない」

[ 2015年9月3日 05:30 ]

池田勇太

 男子ゴルフのフジサンケイ・クラシックは3日、山梨・富士桜CCで開幕する。今年のポイントとなるのが5番パー4。昨年の501ヤードから535ヤードに距離が伸びて詳細なデータが残る92年以降ではツアー史上最長のパー4に生まれ変わった。

 これに注文をつけたのが池田勇太(29=日清食品)。「あそこのティーでやることで良いことは何もない。2打目は3Wになる。初めから5(ボギー)を狙いに行くことになるから見る人も面白くない」と訴え、グリーン左の池に入れるリスクを回避してボギー狙いで刻む選手が多くなることに懸念を示した。

 戸張捷・大会ゼネラルプロデューサーは「難易度の高いコースでの経験値を高めることで、メジャーで戦うショットのバリエーションが増える」と改造の意図を説明した。雨の影響でフェアウエーが柔らかいため、初日は前のティー(501ヤード)を使用。その後は風向き、天候などを考慮して決める。

 2週連続優勝がかかる池田は「2週連続優勝より昨年のリベンジで勝ちたい」と言う。単独首位で最終日に臨みながら逆転で敗れた1年前の借りを返す決意。そのドラマに5番がどんなアクセントを加えるのか注目だ。

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2015年9月3日のニュース