ジョコ連覇王手 要所でエース「常にベストのテニスする責任ある」

[ 2015年7月11日 05:30 ]

男子シングルス準決勝で3年連続4度目の決勝進出を決めたジョコビッチ(AP)

ウィンブルドン選手権第11日男子シングルス準決勝

(7月10日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 男子シングルス準決勝で2年連続3度目の優勝を狙う第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第21シードのリシャール・ガスケ(フランス)に7―6、6―4、6―4で勝ち、3年連続4度目の決勝へ進んだ。8年ぶりに4強入りしたガスケに粘られる場面もあったが、力の差を見せつけてストレートで退けた。

 勝負どころでギアを上げ、28歳の王者ジョコビッチが底力を示した。サーブが要所で威力を発揮してエースは12本。連覇まで1勝とし「自分には常にベストのテニスをする責任がある。素晴らしい試合」と汗を拭った。

 ショットに緩急をつけて揺さぶり、芝の上を滑りながらカバーする守備力で流れを引き寄せた。第1セットは第2ゲームで先にブレーク。直後のサービスゲームを落としたが、タイブレークの末に押し切った。「あれが勝負の分かれ目になった」と振り返った。第2セットは第1ゲームでいきなりブレーク。ゲームの合間に左肩の治療を受ける場面もあったが「心配はない」と強調した。

 4大大会で17度目の決勝進出。ウィンブルドンで3度目の優勝を果たせば指導を受けるベッカー氏と並ぶ。「決勝を楽しみたい」と意気込んだ。

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2015年7月11日のニュース